エッセイ エッセイのバックナンバー

3月の写真展「南三陸町からの手紙」へは大勢の方にご来場いただき誠にありがとうございました。昨年、ご縁があり南三陸町へ取材に行かせてもらい撮影をさせていただいたことには本当に感謝をしています。何か少しでもお役に立てればという気持ちでいっぱいでした。よく「野寺さんは震災の写真も撮られるんですか?」と尋ねられますが、確かに普段のテーマからは想像ができないかもしれませんね。しかしどこへ行っても、何を撮っても野寺の視点で、という意味では震災というテーマでも報道写真にはなりえません。生意気かもしれませんがアーティストたるもの個性を出してなんぼ、ですから。

さて、話は変わって、野寺の写真を支持してくださるファンの方は圧倒的に女性です。雑誌のお仕事も女性誌からの依頼がほとんどです。でも最近は写真よりも野寺のおもしろキャラ?に興味を持っていらっしゃる方も多いかな(笑)

ファンと言えば、天然系美少女(現在は人妻ですが)のHちゃんとは以前にハワイへ撮影旅行に一緒に行きました。プライベートレッスン?をしながら島巡りをしました。まあこれが珍道中でして(Hちゃん、ごめん)楽しかったです。私達にとっては娘ぐらいの年頃で可愛かったです。彼女の結婚式の写真も撮らせてもらいました。

またある時、高校生の男子A君から自分の写真を見てほしいとのメールをもらいました。「すべての空の下で」を本屋で見つけて連絡をしてきたみたいでした。A君と話をしていたら何と彼のお父さんとは以前、住宅雑誌の取材でお世話になった建築家の人だったのです。会うまではお互いに全然知らなかったことでした。何だか不思議な縁を感じました。A君にはいつも写真展の飾りつけを手伝ってもらっています。

かなり前の話ですが、登戸のカフェでトークショーをした時にわざわざ会いに来てくれたTさん。彼は熱烈な野寺ファンを自称してくれています。いつも写真展へは何度も足を運んでくれています。等々力でのトークショーでは野寺の相手方を務めてもらったことも。的確な突っ込み!さすが野寺の作品をよく理解されていますね。

Iさんはなんとうちのマンションの下の階に住んでいました。普段あまり他の部屋の人とは交流がないのですがたまたま話す機会があり、その時に彼女が「TOKYO BAY」の大ファンだということが発覚。以来必ず写真展へは差し入れを持って来てくれます。

そして最近こんなうれしいニュースが。野寺の写真教室へ何度かいらしてくださっているちょっとご年配のSさん。エプソンのギャラリーでの写真展が決まったと知らせに来ていただきました。彼はバリ島やインドなどを旅しながら写真を趣味で撮られている方です。もともと写真が上手な方なので当然といえば当然なのですが野寺のアドバイスが少しでも役にたっていると思うとうれしいですね。

この人はファンではないのですが、20年位前に野寺の自費制作写真集のデザインをしてくれていたF氏。もともと某レコード会社で徳永英明さんのCDジャケット等を担当していて食事もせず、家にも帰らず、休むときは倒れて入院しているという仕事の鬼のような人でした。10年以上音信不通だったのですが昨年、写真展へフラッと来てくれました。最初、会場に入ってきたときには全然わからず名前を言われてびっくり。そのF氏が南三陸の写真展が終わり後片付けをしているときにまたフラッと現れました。ちょっとタイミングがずれているかな?でもおかげでゆっくり話をすることができましたが(笑)彼のおかげでめぐりめぐって坂之上洋子さんと知り合えたのでとても感謝しています。これこそ「腐れ縁」(Fさんには失礼かと思いますが)というのでしょうか。

まだまだ書きたりないのですがこの辺で。これからもいろいろな方との出会いを楽しみにしておりますので写真展などでぜひお声を掛けてください。励ましメールでも結構です。お待ちしております。

写真家 野寺治孝
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