エッセイ エッセイのバックナンバー

11月は我が家の大掃除月間でした。築20年のうちのマンションがプチリニューアルされるついでに我が家も壁を塗り替えようと思いついたわけです。長年の汚れが滲み付いた壁や家具を見て、「この際大掃除しよう」と一大決心をしたのです。(普段やってないから?)しかしいざやり始めると際限がない!こちちをやるとあちらが気になり、結局自宅内、仕事部屋、倉庫、屋上ともう大変なことになったのです。おまけに左官やさんがきれいに壁を塗って帰ったあとに息子がよろけて乾ききっていない壁に手型をつけてしまい、それを旦那が焦って筆で何とかごまかそうしてさらに事態が悪化。翌朝その事実を知らされた私は怒り心頭とショックでしばらく二人とは口を聞きたくなかったです。

そんなドタバタの最中に近藤麻理恵さん、通称こんまりちゃんの片付けセミナーへ行ってきました。彼女は今年、本の年間ベストセラー第6位(110万部ですよ!)になった「人生がときめく片付けの魔法」の著者です。超売れっ子で王様のブランチ他テレビや講演、コンサルなどで大忙しのようです。実はうちのダンナとは顔見知りでトークショーなどに来てくれたりしていました。ちょっと不思議ちゃん?な彼女、ダンナは会った瞬間オーラを感じ、「この子は何か持っている!」と閃いたようです。私は鈍感なのでよくわかりませんでしたが・・・そんなわけでセミナーは満員御礼で終わってからも急遽サイン会が開かれたりと大人気で、久しぶりに見た彼女はまるでタレントさんかモデルさんのように輝いていました。そんな状況では声をかけるタイミングもなかったのでちょっと淋しかったです。これは余談ですが、結婚生活がうまく行かずに悩んでいた女性にこんまりちゃんがコンサルをしてあげて「全部捨てていいよ!」と言われてダンナさんを捨ててしまいました。その後その女性は幸せに暮らしています。

ところで料理や裁縫とはちがって片付けってやり方がわからない人が多いのではないでしょうか。習うものでもないですし。でもいままで雑誌などの取材でいろんなお宅へ伺いましたがセンス良く暮らしている人っていますね。それって片付けのセンスが良いということなのでしょうか。リメイカーの塩山奈央さんなどは都内の築60年位の古い町屋に持ち前のセンスの良さで気持ちよ~く住んでいます。それがまた絵になる!哀しいかな、私が住んだら絶対に古汚いボロい部屋にしかならないような気がします。

うちの場合、ダンナの所有物が多いのです。オーディオ、本、CD、フィギュア、ゴジラ5体(映画の作品によって顔が違うらしい)よって片付けは本人に任せました。やり始めるときっちりやらずにはいられない素晴らしい性格なので大変助かります。ゴジラのフィギュアもダークグレーから美しいグレーに、見違えるようにきれいになっていました。そして結局すべての片付けと掃除が終わったのはもう師走の声を聞く頃でした。やれやれ1ヶ月もかかった・・・

マンションの壁(アイボリー)と階段の手すり(ペパーミントグリーン)がマイアミ・デコ調に塗り替えられたので壁に飾る写真もマイアミの変わりました。お近くにいらした折にはぜひご覧下さい。

写真家 野寺治孝
All images copyright © Harutaka Nodera. All Rights Reserved.