エッセイ エッセイのバックナンバー

 4月6日から始まった写真展「CUBA HAVANA CLUB」も後半を迎えました。これまでに多くの方に見に来ていただきました。誠にありがとうございます。昨年同様、桜咲く季節に催すことができたのはうれしい限りです。

 しかし今年は3月11日を境にして世の中のいろいろなことが変わってしまいましたね。東北の被災地はもとより日本中にその影響が及んでいます。私の田舎にある宇奈月温泉街も閑古鳥が鳴いてるそうです。津波や原発の被害に会われた方とは簡単に比較はできませんが、私達が住む浦安も液状化により地盤沈下したり家が傾いたり、市の4分の3が被災して今だにライフラインが復旧していません。幸いうちは埋め立てた場所ではないので大したことはありませんでした。多少食器類が割れたりレコード棚が壊れたりスピーカーやテレビが倒れたりしましたが。震災直後からずっとニュースに釘付けで、いつしかあのACのコマーシャルのポポポポーンと仁科親子の映像が頭の中にこびりついてちょっとトラウマ気味です。

 ともすれば気分が落ち込み気味になる日常の中でこんな文章を紹介している友人がいました。

日本から学ぶ10のこと
1静寂 そこには威勢よく騒ぐ人はなく、嘆きにくれ叫ぶ人の姿もない。ただ、悲しみの存在だけがこみあげている。
2威厳 水と食料のための待ち行列は規律があり、そこでは荒い言葉をはいたり、粗雑な行動をする人がいない。
3能力 信じがたいほどの能力ある建築家たち。ビルは揺れた。しかし崩れたビルはなかった。
4品格 人々は自分達が当面必要なものだけを買った。だから、皆がそれぞれ何かものを手にいれることができた。
5規律 店での略奪はなく、路上でも追い越しや叫ぶものはいない。皆が理解を示している。
6犠牲 原子炉にポンプで海の水をかける為にとどまった50人。彼らにこの恩をどう返せばよいのか?
7やさしさ レストランは値下げをし、警備のついてないATMはそこに放置されたままである。そして強い人は弱い人の世話をしている。
8訓練 老人、子供、皆はそれぞれ何をしたらよいのかきちんと知っており、そして、彼らは淡々とそれをしている
9メディア 報告する時に抑制し落ちついている。愚かなレポーターがいない。落ちついたルポが続いている。
10良心 店で電源が切れた時に、レジに並んでいた人々は、物を棚に戻し、静に店を去った。

本当にInspirational日出ずる国で起こっていること

 原文は英語なのですが旦那の友人、坂之上洋子さんが意訳をしてブログで紹介されています。これを読むと日本人ってすごい!!!「そうなのよ、日本人てこうなのよ」とものすごく勇気をもらいました。
 この洋子さんという人はとにかくすごいスーパーウーマンなのです。一言では説明ができませんが。ちなみに彼女の旦那様は世界的に有名な数学者です。でもよく道に迷うそうです。浦安のうちに遊びに来るにも浦和へ行ってしまったほどの人ですから(笑)

 私達は写真展の売上げの一部をCIVIC FORCEというNPOさんに寄付する予定です。孫さんや三木谷さんのような超多額な金額ではありませんが、気は心と許してもらい少しでも後方支援ができればいいなと思っています。

P.S.何とこの洋子さんとうちの旦那がコラボ本を企画しております。詳細は決まり次第告知いたしますのでお楽しみに!

坂之上洋子さんのブログ「犬も歩けば渋谷にあたる」は下記のアドレスです。
http://blog.sakanoue.com/

 

写真家 野寺治孝
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