エッセイ エッセイのバックナンバー

 我が家の年賀状には毎年テーマがあります。けっこうそれを楽しみにして下さる友人、知人の方が多いのでいつも張りきって作っています。そのテーマというのは有名雑誌のタイトルのパロディーです。そもそも事の始まりは単なる旦那の思いつきなんですが。

 最初は「ハルチンびと」、これはチルチンびと誌をモジったもの。当時息子はハルチンと呼ばれていて、幼い息子に虫取りの網を持たせて原っぱに立たせて撮ったほのぼのとした写真でした。これが編集部の皆さんに大ウケで、頭に乗った旦那はまた翌年も。ということで毎年続いているわけです。




 その翌年はPlayball(Playboy)で、少年野球チームに入っていた息子にバットを持たせて撮った写真です。

 次はPan(Pen)食パンをかじる息子の横になぜかネコのフウがニャーと鳴いてます。

 次はNodERA(AERA)、坂田先生が撮るポートレート風でまだ痩せていてちょっとイケメンぽい息子。

 そのうちに息子のほうが悪ノリし始めて、次の年は自らバカボンのパパになりたいといってメイクをしたり衣装を用意したりすっかりその気になっていました。タイトルは少年サンデーならぬ「少年ヨンデー」でした。

 そして今年のテーマはちょっとマニアックですが、ドラムに夢中の息子のために「リズム&ドラ息子マガジン」(リズム&ドラムマガジン)となりました。でも一番楽しんでいるのは旦那自身なのですが、だんだん息子も感化されてほとんど父親のミニミーとなりつつあり、三の路線まっしぐら。まあそんな環境の中で育てば当然の成り行きではありますね。トホホ・・・

 最近、二人のお気に入りのテレビ番組に「酒場放浪記」(BS-TBS月曜日夜9時から1本15分で4本分放送、最初を除く残り3本は再放送です)があります。吉田類さんというイラストレーター兼俳人のおじさんが毎回その辺の町中にある普通の居酒屋(どちらかと言えば年季の入った店が多い)へ行ってお酒とつまみを頼んで飲み食いして、店主やお客と話しをするという超ゆる~い番組。飲んべぇ吉田さんのキャラとナレーターの突っ込みがけっこう笑えるんです。こんな番組を誰が見るんだろうと思っていたら、ある夜実家から電話があり、「今、浦安のさぶちゃん(駅前の居酒屋)テレビでやってるよ」と旦那の母から。何と母も見ていたのには驚きました。この母にしてこの子ありとはよく言ったもので(笑)機会があったら見て下さい。そんな父子は今日もしょうもない冗談を言い合ったり、ダチョウ倶楽部のギャグでゲラゲラ笑っていますがそれにまったくついていけない私なのです。(私としては小島よしおは笑えると思ってるんですが)。

注:ハルチンびとは残念ながらデータが残っていませんでした。来年の企画はまだ検討中ですのでリクエストがありましたらお寄せ下さい。

写真家 野寺治孝
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