エッセイ エッセイのバックナンバー

 4月の「旅写&すべての空の下で」写真展には本当に大勢の方に来ていただき誠にありがとうございました。この場を借り御礼申し上げます。

 さて、今年の写真展は写真集の出版に合わせて企画をしたのですが、実は企画を立てた時点では写真集の発売は未定で、全く別の作品を発表するはずでした。それが急遽、本の発売が決まりタイムリーに2冊の本の写真で行けることになりました。その別の作品はたぶん、スカイツリーが完成後にお披露目できるかと思いますのでどうぞお楽しみに。

 写真家にとって展覧会は唯一見ていただく方と接することができ、じかに感想や意見を聞ける場です。ギャラリーのロケーションの良さもあり、若いカップルがぶらっとデートがてら寄ってくれたり、学生さんのグループがワイワイガヤガヤとにぎやかに意見を言い合いながら作品を見てくれたりと楽しい雰囲気がありました。これまでは展覧会というと何だか敷居が高いイメージがあったのかもしれませんが、やっと若い人たちが気軽に来てくれる時代がやってきたという感じですね。また、いつも見に来てくれる常連さん、10年ぶりに会う古い友人や新婚ホヤホヤの友人夫妻、お孫さんが生まれた人、そんな人たちと近況などを語りながら楽しい時間を過ごせることもうれしいことです。

 ちょうど桜が咲き始めた頃に写真展が始まり、散り始めた頃に終了と神田川沿いに咲く桜並木を眺めながらギャラリーに行く毎日は心がウキウキして楽しかったです。橋の上に出る屋台のお弁当屋さんは安くておいしい(450円位でお味噌汁、サラダ付きでおかずの種類も多い!)し、エドモント・ホテルの豪華ブッフェランチが午後1時から1250円(半額!)で食べ放題だったし。飯田橋にあるクラウン・エースのカレー(入口にTVチャンピオンの大食い選手権の赤坂女氏の古い写真が貼ってあった)も食べられたし、鯛めしの定食屋さんも美味しかった。なんだか食べることばっかりみたいですが(笑)。そんな期間中、息子と旦那はジェフ・ベックのコンサートへ。私と旦那でジェームズ・テイラー&キャロル・キングのコンサートへ。そして極めつけは歌舞伎でした。豪華オールスター出演の「助六由縁江戸桜」を見ました。歌舞伎座の建て替えのため4月で閉場、見納めということでしっかりレトロな建物の中を上から下まで見学してきました。何だか4月はずっとお祭りのような楽しうれしの1ヶ月間でした。

 写真展会期中に小さな観葉植物を持ってきて下さった方、どなたでしょうか?直接お礼が言えず申し訳ありませんでした。

写真家 野寺治孝
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