エッセイ エッセイのバックナンバー

 初めまして、野寺の家内です。写真家の女房という視点で日常の出来事や本人が書けない裏話、暴露話など書いてみようかとゆる~く考えていますのでよろしくお願いします。

 さて、今年は年頭から2冊の写真集(エッセイ&写真)の実務作業が始まり忙しい日々を送っていました。なにせうちの会社は社員2人の家内工業的な会社なのでなんでもかんでも2人でやらなくてはなりません。時には狭い部屋で内職のように作業なんてことも。

 そんな3月のある日、アパレルメーカー・パラスパレスの夏カタログの仕事で、ロケバス隊とマイカーに分かれて九十九里のハウススタジオへ出かけることに。普通の民家の間にあるのでわかりにくくて道に迷ってしまいました。(今時ナビがついてないのも問題か?)敷地内に3棟並ぶスタジオはオーナーさんの趣味で70年代のアメリカ西海岸のイメージ。1棟はサーファーが住むビーチハウス、ガレージにはサーフボード、自転車、キッチンは白木のキャビネット、ホーローのシンクもシンプルな感じでよい雰囲気。次の棟はヒッピーが住みそうな倉庫のようながらんとした空間の中に、壁一面がガラス窓だったり、サイケデリックな花柄の壁紙が張ってあるコーナーがあったりと。70年代当時あった家をそのまま移築してしまった感じで手作り感があっておもしろかったです。小物もすべてアンティーク。ポータブルテレビ、手動タイプライター、雑誌、等々。その昔、一世を風靡したテレビ番組、チャーリーズ・エンジェルスのファラ・フォーセット・メジャースがビキニ姿でサーフボードを持ってドアから出てきそうな、音楽はパブロ・クルーズあたりかなぁ。なんだかノスタルジーな気分になりかけたのだけど、窓の外には松の木が・・・思いっきり日本の風景。

 その日は撮影開始後すぐに小雨が降り出し、真冬のような寒ささえ感じられました。サラサラヘヤーで太い眉がキリリと可愛いモデルのリサちゃんには可哀想なお天気でした。超寒がりの野寺カメラマンはしっかりダウンジャケットを着込んでいたのに、リサちゃんは半袖、短パン姿、しかし、そこはプロ。一言も寒いと言わずににこやかにポーズを取っていました。

 漁港が近いということで昼食はアジフライ定食を。ご飯大盛り、フライ3枚、味噌汁、漬物つきで食べきれないほどのボリューム。味のほうは・・・ご想像にお任せします。

 昼食後に晴れ間が見え、窓から陽光が差し込んでくると皆テンションが上がってきてスムーズに仕事が進みました。やっと青い空と白い雲が出たので一同近くのビーチへ。風速30メーターはあるかと思われるほどのものすごい潮風の吹くなか、鼻の頭を赤くしながらもモデルのリサちゃんはしっかりお仕事をしてくれました。
また一緒にお仕事したいですね。リサちゃん!

  こんな感じで書きましたがいかがでしたか?よろしかったならまた来月も読んでください。失礼しました。

※パラスパレスのカタログは店頭でお買い物をするともらえるそうです。詳細はお店で聞いてみてください。

写真家 野寺治孝
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