エッセイ エッセイのバックナンバー

近年は自治体関係のお仕事をさせていただく機会が増えました。企画から完成まで1年半をかけた江戸川区の“緑と水”をテーマにした写真集「EDOGAWA」が4月に刊行されました。3月からは地元の浦安市役所より依頼を受け、市制35周年を記念して6月にできる新市庁舎の落成記念写真展のために浦安の将来を担う若者たちを撮影しました。

うちの旦那は母が浦安、亡父は茨城のハーフですが浦安に生まれ育っているので浦安弁がバリバリにしゃべれます。母や地元の友達との会話はすべて方言です。浦安というとあの超有名なTDRがある街と全国的に認知されているようですが、それ以外に何があるの?という感じではないでしょうか。もともと千葉県の端っこで東京都に隣接する小さな漁村でした。というわけで漁師言葉すなわち浦安弁なわけです。高度成長期から東京湾の埋め立てが始まり今や市の四分の三は埋め立て地です。人口も2万人だったのが16万人まで増えました。うちは元町と呼ばれる下町気質の人たちが多い土地に住んでいるのであまり新町のほうの人たちとは交流がなかったのです。それがこういった写真展のおかげで新町のいろいろな市民団体の皆様から声をかけてもらえるようになりました。皆さん地元愛に溢れ“もっと良い街にしよう!”と活動されている方々です。旦那も私も参加させてもらえて市に貢献できることは嬉しいことと思っています。

6月には埼玉県川越のギャラリー&カフェ「平蔵」さんで写真展&トークショーをさせてもらいました。これを開催するきっかけは、私の田舎、富山の、とあるカフェに旦那の写真集を置いてもらっていたのですがそれを見たOさんという人が昨年うちに連絡をくれたのです。彼は音響関係の仕事をされていてその傍ら作詞をされたり地元のラジオ番組のDJをされたりと、とても多才な方です。そのOさんが長年書きためていた詩と旦那の写真で本を作りたいと言ってこられたのです。そして二人のコラボが実現したのでした。会場ではその本に使われた写真の一部を飾り、二人の楽しいトークで盛り上がりました。

8月に富山に帰省した折にはOさんのラジオ番組にゲスト出演させてもらったり、地元黒部や金沢のカフェで写真展とトークショーをさせてもらいまたまた多くの人たちと交流できました。本当に楽しい夏の思い出になりました。

そして秋になりTOKYO BAYⅡ(仮)の撮影も佳境に入って、ここでも多くの方の協力を得て写真集の制作もいよいよ始まりそうです。そしてもう一つうれしいことが。写真のハウツー本の出版が決まり来夏に発売予定です。旦那は写真より文章のほうが一苦労で大変!と言っていますが本人まんざらでもなさそうです。乞うご期待を。

PS:ジ・アイルズブリーズという住宅販売会社さんのWEBコマーシャルに出演しました。TOKYO BAYの撮影風景が見られます。詳細はフェイスブック、ツィッター上で告知しますのでよろしくお願いします。

写真家 野寺治孝
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