エッセイ エッセイのバックナンバー

少し早い告知ですが写真展「浦安元町物語」を9月に開催させていただきます。詳しい情報はトピックスをご覧になってください。場所はギャラリーではなく、魚市場なんです。なんで魚市場かというと、地元浦安には大きな魚市場があります。浦安駅からも徒歩2分と近いんです。魚市場と書きましたが野菜、肉、乾物、なども買えます。食堂も3軒あります。主に仕入業者向けのせいか平日はすいています。もちろん一般の方も自由に入れますし購入もできます。土曜、日曜はイベントをしたり、お惣菜の販売があったりで賑わっています。新鮮さと値段では大手スーパーに負けていません。ただオシャレかというと市場なんで・・・。

私も地元浦安生まれですし、市場には愛着があります。何人か知り合いも働いています。そこで「市場を盛り上げようぜ!市場の良さをもっとアピールしようぜ!」とコラボを組んだ次第です。市場ですのでギャラリーも展示室もありません。以前店舗だった場所で開催します。スポットライトも展示用の壁もありません。逆に市場らしい店舗の雰囲気を生かした展示をしようと思っています。肝心の作品ですが18年前の浦安の街並みと市場で働く人々の写真です。もちろんアナログです。ハッセルで撮ったネガフィルムから出力した作品を約20点展示させていただきます。私の作品で言うとちょうど制作時が同じだったので富山の「帰郷」に似ているかも知れません。開催時間も市場なので朝4時からお昼の12時です。一部食堂は午後1時ごろまでやっています。市場と言っても野外ではありませんので雨でも大丈夫です。大きなビルの一階です。

あとなんでタイトルが「浦安元町物語」かと言うと、今から50年ほど前に浦安は大規模な埋め立てが行われました。それまでは堀江、猫実(ねこざね)、そして当代島と呼ばれる3つの地名しかありませんでした。その旧市街を元町と呼び、埋め立てられた場所を新町、新開地と呼んでいます。新町の中心は新浦安駅回りとディズニーランドやホテル群の辺りです。元町は情緒の残る昭和な下町、新町はオシャレな都会です。例えるならば喫茶店とカフェってとこでしょうか。その元町だけで撮った作品なので「浦安元町物語」としました。そんなちょっと懐かしい昭和の匂いのする写真を展示しますので買い物ついでにブラっと遊びに来てくださいね。

写真家 野寺治孝
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