エッセイ エッセイのバックナンバー


というわけで、皆様新年あけましておめでとうございます。昨年に続きまして夫婦放談第3弾です。(Hは野寺治孝 Jは純子)

「暮れに行った山下達郎のコンサート(12月26日中野サンプラザ)良かったね。山達は初めてだったんだけど、音の良さにびっくりしたよ。もちろん演奏と歌は上手い!話もおもしろかったし、3時間半たっぷりだったね」
「そうそう、入手困難なチケットがラッキーにも手に入って、もう最高にうれしかったわ。私は2回目だったけどまた行きたいわ。私達は山達世代だものね」
「うん。ユーミンもそうだけれど、この世代が頑張らなくっちゃね。前にも言ったけど、俺は写真界の山達を目指すよ。具体的には普遍的ないい写真を撮り続けるってことだね。誰か言ってたけど、じゃあ奥さんは竹内まりや? 竹内あれまって感じだね。(笑)コンサートで彼が言っていたけど、『パッションがあれば古い曲でも懐メロにならない』これはそのまま写真にも言えるね。そんな写真を撮り続けたいよ。正直、不景気だし難しい部分はあるけどね」
「そうだね。会社の経理と家計をやり繰りする私としては結婚して以来こんな大変な年はなかったかも。でも世の中全体がそうだから当然だよね。そんな中でも本が出版できたり、新しいお仕事がもらえたりと恵まれてたと思うわ。震災に合われた方のことを思うと」
「震災の話が出たけど、9月、10月と南三陸を撮影させてもらった。これは被災された方の作文を本にまとめる仕事の一環なんだけれど、いろいろ思うことがあったよ。いかに普段の生活が貴重で幸せかってことだね。確かに経済的には楽ではないが気持ちは充実している。震災を機に大げさかもしれないけれど価値観や生き方を少し見直すことができたよ。甘いかもしれないけれどお金では買えない幸せってことかな」

「今年は本が2冊出たこともうれしかったよね。洋子さんも福島さんも素晴らしい文章がかける方達だから写真も映える(?)かな。今はコラボの時代。音楽業界でもクラプトンとウィンウッドとのジョイントとか。レディーガガとビヨンセとか(ちょっと古いか)。一粒で二度おいしいではないけれど両方のファンにとってはうれしいよ」
「うちでは小判鮫商法と呼んでるけどね(笑)。現実は写真だけの本は出せないんだよ。だけどそこを逆手にとって、素晴らしい人たちと組めたのはとても良かった。山達も言ってたけど、90年代CDが出せなくてライブもできなくて引退を考えたそうだ。あの山達が、だよ。たぶん彼ならキャパ1万人以上の会場でやってもお客さんが入るよね。だけど音を考えると2千人くらいが限界なんだって。広さよりも深さを追求してるんだね。基本的にはそうありたいと思う。ところで韓流ドラマにはまっているようですが?」
「韓流も華流もおもしろい!私の場合は俳優には興味がないの。物語が面白ければいいの。韓流の時代劇は特に。トンイとか。華流では時代劇の黄暁明は好きだけど現代劇の役はよくないかな。と言ってもあなたには何のことやらでしょうね。あまり日本のドラマは見ないし、最近アメリカのドラマもつまらないし。やっぱりこれからはアジアかな。あなたそういえばベトナムに行きたいと言ってたよね?」
「うん。ベトナムもいいけど、そろそろどこか行きたいね。大都会ではなく古い小さな海辺の街かな。ベトナムは私のキューバの写真を見た方が勧めてくれたんだ。先日友人がホーチミンに行ったら近代化が急速に進んでいるので行くのだったら早いほうがいいと言っていたよ。でも夏はかなり蒸し暑いので冬がいいだろうね。というわけで今年もいろいろあると思いますがよろしくお願いしますね」
「いえいえ、こちらこそ毎日笑わせていただいております。さて、ここで業務連絡です。2月に南三陸の写真詩集が出ます。3月にはその写真展を水道橋のアップフィールドギャラリーにて開催します。詳細はわかり次第このHP上で発表します。あと旦那は最近まめにFB(フェイスブック)に写真をアップしていますのでよろしかったら見てやって下さい」

というわけで今月はここまで。また納涼夫婦放談でお会いしましょう。


写真家 野寺治孝
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