エッセイ エッセイのバックナンバー


トピックスでもお知らせしましたが、福島正伸さんとのコラボ本「未来が輝く魔法の言葉100」が11月18日にコマーシャルフォト誌、私の写真集「旅写」でおなじみの玄光社から発売されます。

この本の出版のきっかけは何と息子です!中学を卒業する彼へのささやかな記念に写真集を贈ろうと、ツィッターでつぶやかれていた福島さんの言葉と私の写真集を組み合わせて世界に一冊だけの本をオンデマンド印刷で作りました。送られてきた本を見て、あまりにも出来が大変良かったので「これは息子だけに贈るのはもったいない。もっと多くの人に見てもらいたい」と思ってしまいました。

何はともあれ、福島さんに許可を得ようと直談判に行きました。初対面にも関わらず、福島さんは私の熱い思いを熱心に聞いてくださり快く承諾してくださいました。しかも二千余りもの言葉を私に預けてくださったのです。

こうして本作りがスタートしました。そんな矢先、あの東北の大震災が起こったのです。かなり落ち込みました。たぶんそうなったのは私だけではなく、日本中が悲しみに包まれたことでしょう。そんなとき福島さんの言葉を読み返し、どんなに励まされたことでしょうか。とても勇気付けられました。たとえば、"プライドとは夢を捨てないこと"心に暖炉があればどんなところでも温かい"ピンチはチャンスという親友を連れてくる"等々、本当にグッときました。そしてこのときに本を出版する本当の意味がわかったような気がしました。

編集は以前雑誌でお世話になったUさんにお願いしました。膨大な量の言葉をよくぞ100個にまとめてくださいました。写真のセレクトは最終的にはデザイナーのSさんに決めていただきました。Sさんとも雑誌でお世話になっていました。前作の「結婚のずっと前」もそうでしたが今回も本当にスタッフの方々にはお世話になってしまいました。ありがとうございました。


この本は人生に迷ったりつまづいたりしたときに開いてください。必ず何かヒントになることが簡潔に書かれています。私の写真も多少お役にたてるかと思います。何かを成し遂げるには自分の力だけではどうしようもありません。たくさんの方の力が結集して出来上がるのです。その制作過程がとても楽しいです。一つのことにプロフェッショナルの皆さんの力が向かうってことがとても熱いですね。その中に自分がいられることはとても幸福なことです。

最後になりましたが、私家版の本は息子の高校入学祝いとして贈りました。感想を尋ねたら「福島さんの言葉はいいけれど、写真はまあまあだな」と言われてしまいました。これからもワザとカメラを磨きよりいっそう精進して頑張る所存であります。(笑)

福島正伸さんのプロフィール
アントレプレナーセンター代表取締役
人材育成、組織活性化、新規事業の立ち上げなどの専門家。20年間で7千回以上の講演を行う。著書多数。詳しくはhttp://entre.co.jp/mag/

写真家 野寺治孝
All images copyright © Harutaka Nodera. All Rights Reserved.