エッセイ エッセイのバックナンバー


 あけましておめでとうございます。とちょっとその前に昨年のことを振り返ってみます。

 1月、2月は2冊の写真集「旅写」と「すべての空の下で」の制作をしていました。至福のときでしたね。写真を選んだりデザインしたり、坂上みきさんと対談したりと忙しかったけれど楽しかったですね。

 3月、4月はその写真集の写真展をしました。多くの方に来ていただきありがとうございました。個人的にはジェフ・ベックやキャロル・キングのコンサートにも行きました。

 5月は待望のキューバ取材でした。いい写真がたくさん撮れました。トピックスでもお知らせしましたが1月下旬発売の「カメラ・ライフ」に10ページ載ります。そのキューバの帰りに寄ったシアトルも良かったです。イチローを見られたし、世界一のハンバーガーも食べられたし。

 6月、頭部のMRIを撮りました。別に頭は悪くなかったんですが(ちがう意味では悪いかも)一度頭の中を見てみたいと思いました。ちゃんと脳みそがあったので安心しました。(笑)

 7月、8月至上最大の猛暑の始まりでした。そして私は長年続けてきた某雑誌を卒業させていただく決心をしました。理由はいろいろありましたが、それは個人的なことなので発言は控えさせていただきます。ただ心残りは長年支えてくださった編集者、ファンの皆様を裏切ったのではないかという自責の念にかられています。

 9月、10月は特になにもありませんでした。阪神タイガースが負けたことくらいですかね。そうそうツィッターを始めました。家内からの勧めでしたがけっこうおもしろくなってしまい毎日「写真の言葉」を書いています。(noderaharutakaでフォローしてみてください)

 11月の巣巣さんでの写真教室が思いもかけず好評でまた2月からやらせていただくことになりました。それから電子出版のお話もいただき近々出版する予定です。

 12月に入り、その電子出版の準備と私のHPから買い物ができるショップページ作りで奮闘しています。こんな感じで1年が過ぎていきました。去年の今頃には電子出版なんて存在すら知りませんでした。そして自ら某雑誌の仕事を下りるなんてことも。人生なんてわかりません。一歩先は闇か光か。ただ言えることは何かを失うことは次に何かを得るチャンスなんだということです。私は「過去は振り返らない」なんて言えるほど強い人間ではありません。毎日「これで良かったのだろうか」と優柔不断にも決断したことを踏ん切り悪く後悔したりしています。2011年が終わる頃にはきっとこの決断はいい結果となっていることでしょう。弱気な私に友人たちは「お前の決断は正しい。絶対に大丈夫だよ」と言ってくれています。これは自信となりました。何年か前のエッセイで(2007年4月のカメラ5 デジタルカメラの甘い誘惑)デジカメのことを書いていますがけっこう否定的でした。でも今は違います。もうデジカメが当たり前となり電子書籍も何年か経てば常識となっているのかもしれませんね。

 そんなわけで今年もよろしくお願いします。おもしろいことをたくさんやりますのでどうぞお付き合いください。(12月23日に書きました。)

 

写真家 野寺治孝
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