エッセイ エッセイのバックナンバー

 今回はタイトルのとおり渋い声の男性ボーカルを紹介します。

DOUG SAHM
ダグ・ザームの「Juke Box Music」と「The Last Real Texas Blues Band」の2枚組セットアルバムです。1枚はスタジオ、2枚目はライブ録音です。ブルース、オールデイズ、R&Bありの楽しいアルバムです。

RY COODER
ブエナビスタ・ソシアルクラブのサントラで有名になりましたが私的には’79年制作のこのアルバム「バップ・ドロップ・デラックス」が一番だと思います。とにかくギターの音がいい。ストラトのハーフトーンが響きます。当時、世界初のデジタル録音だったとか。

DIRE STRAITS
マーク・ノップラー率いるダイヤー・ストレイツのデビューアルバムです。最初に聴いたとき声がボブ・ディランのようであり、クラプトンのようでもありました。「悲しきサルタン」がヒットしましたが他の曲も全て素晴らしいです。RY同様ストラトのかわいた音がいいです。

J.J. CALE 
最近、エリック・クラプトンとの共演アルバムが話題になりましたがこのアルバム「SHADES」が一番好きです。本当にJ.J.は力の入っていない人ですが、そこが渋くカッコいいです。もうすでにご存知の方も多いと思いますがクラプトンの「After Midnight」「Cocaine」の作者でもあります。

AMUS GARRETE
この人こそ隠れた名ギタリストです。テレキャスターの音がいいですね。RY COODER、DOUG SAHMとも共演しています。このアルバム「Off The Floor Live」ではインストの「Sleep Walk」がいいです。

CHRIS ISAKK
最後の一人は渋いというより甘い声の持ち主です。このアルバム「Baja Sessions 」は夏をイメージした甘く囁くラブソング集です。ハワイのノースショアで寝そべりながら聴くのに最高です。私の夏の定番音楽です。

 以上6人を紹介しました。共通しているのはそんなに皆有名人ではないということ(ライとマークはそうでもないかな?)もし来日しても東京ドームはおろか武道館を満員にすることもできないでしょう。せいぜい中野サンプラザあたりのキャパがやっとでしょう。しかし、お客さんはかなりの音楽通が集まると思います。冷やかしで聴きに来る人はいないでしょう。ましてや女性で好きと言う人はあまりいないかもしれません。(クリスは女性ファン多し)ヒットチャートには出てきませんがハマると味わい深くいいですよ。今夜はバーボン片手に渋い音楽でも聴いてみませんか。

写真家 野寺治孝
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